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がたん・・・と唐突に倒れる音が聞こえた。 反射的に私は倒れる彼を抱きとめる。 愛しい麗人は腕の中で眠っていた。 「何日寝ていないんだい・・・・君は・・・・」 おそらく、相当寝ていないことは明白 銀の髪が自分の頬を掠める。 耳が甘い吐息を拾う。 彼が纏う上質の香が鼻を掠める。 彼のすべてが愛しい。 だが、今の関係を壊したくない。 「我ながら、情けない・・・・」 この腕の中に閉じ込めてしまおうか 薔薇姫の伝説のように閉じ込めてしまおうか 絳攸・・・・君が愛おしいよ・・・ |
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(こんの性悪常春男が・・・豆腐の角に頭ぶつけて・・・・) |
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「こーゆー」 |